ヤンキー漫画に一分の理もないよ。
ヤンキー漫画愛好家の自己弁護は見苦しい。「ヤンキーにだって良い部分があるんだ」みたく、呆れた戯言ばかりを言う。
森田まさのりのルーキーズなんかはソレが顕著に現れている。もう本当のキチガイ。ヤンキー漫画好きというのがどれだけ狂った思考の持ち主なのかが分かる。
「元不良の野球部員たちが更生して甲子園を目指す」というストーリー。その中の「更生した不良野球部員が今まで迷惑をかけた人たちに謝りにいくシーン」というのが本当に気持ちが悪いのだ。
クラスメートたちに今まで横暴に振舞ってきた事実を謝るのだけど、そのクラスメートを全員「臆病な羊」のように描く。
「最初から謝る必要のない下らない奴らだった(そしてそんな奴らにさえキチンと謝った自分たちは偉い)」みたいな描写にする。
そんなのは結果論。後から分かった事実にしか過ぎない。そうやって猾く口実を作り、自分たちの罪を少しでも軽いものに誤魔化そうとしている。(漫画の中では不良たちの主観がまるで客観のように描かれている。事実は果たして「その通り」なのかは、かなり怪しい)
さらに用意周到なのが「臆病な羊」ではない人間もその後に登場させ、その人間からも許しを貰う事であたかも客観的であるかの様に見せて正当化する辺り。そして、やはりそこでも卑怯な手段を使う。
謝られる人間を「超おもしろフェイス」に描く。状況のシリアスさというのを軽くする。「俺たちがどんなに悔しい思いをさせられたのか、分かっているのかよ!」そんな、涙の叫びも、まるでギャグにしかならない。
「号泣する珍妙キャラに殴られながら、それに無言でグッと堪えるカッコイイ不良」みたいな描写にやはりココでもする。「何故そうなったのか?」その理由がスッポリと抜けている。ポケットに手を入れて格好をつけながら謝る。
様は自分の罪悪感を払拭したいだけで、迷惑を与えた相手の事情はどうでも良いのだ。
そして何故かそれで許してしまう。許されてしまう。「もう分かったよ、十分だよ。甲子園目指して頑張れよ!」なんて信じられない許しの言葉を言わせる。気持ち悪すぎる!